電気自動車の構造

は、とっても簡単!!

マブチモーターに電池をつなぐと回ります。プラストマイ

ナスを反対にすると反対にまわります、ねっ。電気自動車

                       も基本的にはこれで動いています。

スピードの制御

レース用の電気自動車のなかには、いきなりモーターと

電池(バッテリー)をつなぐものもありますが、街中を走る

電気自動車は、当然走ったり、止まったり、速くやゆっくりがあ

ります。スピードの制御が必要になります。通常PWM(パルス 

ワイドス モジュレーター)という方法が用いられます。簡単に

いえば、コンピューターがモーターとバッテリーの間にある

スイッチを入れたり、切っりしています。一秒間に数千回から

数万回入切をしています。ピーという音を出す電気自動車が

ありますが、これは 一秒間に数千回モーターを小刻みに動

かす音がちょうど可聴音(数KHz)になる ためです。

バッテリー

電気自動車にとって、というかシリーズハイブリット車や燃料電

池車にもいえることですが、高性能な次世代バッテリーが安く供

給されるかというのが環境自動車にとって最も重要なことで

す。現状としては技術的には かなり高いレベルのバッテリー

がありますが、価格的にはまだまだです。

モーター

いろいろな種類がありますが バッテリーほど性能差、

価格差はない思われます。

リレー

リレーというのは、小さな電気で大きなスイッチを切り替える

装置です。電気自動車は100A以上、100V以上の電気

をつかいますからスイッチも大きくなってしまいます。また

動力系の線は太いものです。この大きなスイッチや線を運

転席までは持ってこられないので、運転席の小さなスイッチ

から送られる小さな電気でボンネット内の大きなスイッチを

切り替えています。普通は主電源切り替え用と前後進切り

替え用の2つのリレーを使います。

ヒューズ、ブレーカー

構造は普通のヒューズ、ブレーカーですが、直流100V

100Aという値があまり一般的でないので、捜すのに苦労

したり、値段が高かったりします。

以上が電気自動車の基本的な構造や構成部品です。

燃料電池車やシリーズハイブリット車もだいたい同じで

す。公道を車検を取って走るためにはもう少し電気自動

車ならではの構造があります。ここではガソリン車(軽自

動車)を電気自動車に改造したものでその構造をガソリ

ン車との違いとともに紹介します。

変速機

モーターはもともと超低速から最高回転まで大きなトルクを

発生します。ですから変速機は必要ないのですが今回ベース

にした車は前輪駆動で変速機とデフギヤが一体になっていま

す。ですので、変速機は残してあります。

エンジン、補機類

当然ですが、エンジン、マフラー、ラジエター燃料タンクは、はず

しています。残った変速機のいままでエンジンがつながっていた

ところにモーターを取り付けています。それまでに比べてエンジン

ルーム内は、がらんとしてます。

ブレーキ負圧

通常ガソリン車のブレーキはエンジンの空気を吸い込む力を

利用してブレーキを踏込力を助けています。エンジンがついて

いないコンバートEVは当然その力がありませんから電動ポン

プで吸い込む力(負圧)を作り それを負圧タンクにためてブレ

ーキを利かせています。

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